東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

からだからいただく環境に重ねて⑥

からだからいただいて、感じられることがあります。

本人の不満とは関係のないところで、からだに「快」は満ちている、ということ。

 

臨床の空間も一つの環境です。

操者のからだも環境。

被験者のからだも環境。

 

これだけあれば、もうわたしは要らない。

 

置かれている状況やからだの状態によって、操者のわたしも被験者のわたしも色々感じるかもしれない。

けれども、からだはからだの方でききわけている。

からだがききわけていることをいただいて、味わっていると、その環境は快だと感じらてくる。

 

臨床の空間は、うんと広がってくる。

からだもうんと広がってくる。

そして、重なってくる。

 

その重なりを生んでくれる「息」という環境は感謝そのものだということも感じられてくるのです。

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