以前にもどこかで書いた記憶があるのですが、「治癒」という言葉を聞くと、思い出す映画があります。
「マイノリティ・レポート」というトム・クルーズ主演のSF映画です。
映画自体は
「殺人犯になると予言された男が、近未来世界で決死の逃避行を繰り広げるSFサスペンス!」なのですが、タイトルの「マイノリティ・レポート」とは、治らないと診断されていたがんや重病の患者が、奇蹟的に快癒するという現象をどうとらえるか、という話しになります。
マイノリティ・レポートとは「ごく少数の報告例」と理解していいでしょう。
つまり、治るはずがないような重度の病気の患者が快癒するようなことは、本来あり得ないので、仮にそのようなことが起こった場合は「マイノリティ・レポート」として。医学的な報告書や症例集からは除外されるのです。
平たく言えば「そんなことあるわけないから、除外」という話です。
しかし「マイノリティ・レポート」という言葉があること自体が「あるわけないことがある」ことを示しているのです。
そうなってくると、その「ありえない治癒」は、どうやって起こるのだろうと考えます。
これを年に一度か二度は考えてみるのですが、何だかよくわからない「ちから」が働いたとしか思えません。そしてそれは、怪しいものとかではなく「治癒力」の「すげぇやつ」なのではと思っています。
どうも、操体はそういうところにも関わっているような気がしています。