東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

治癒と言えば(治癒3)

以前にもどこかで書いた記憶があるのですが、「治癒」という言葉を聞くと、思い出す映画があります。

マイノリティ・レポート」というトム・クルーズ主演のSF映画です。

ja.wikipedia.org

 

映画自体は

「殺人犯になると予言された男が、近未来世界で決死の逃避行を繰り広げるSFサスペンス!」なのですが、タイトルの「マイノリティ・レポート」とは、治らないと診断されていたがんや重病の患者が、奇蹟的に快癒するという現象をどうとらえるか、という話しになります。

 

マイノリティ・レポートとは「ごく少数の報告例」と理解していいでしょう。

 

つまり、治るはずがないような重度の病気の患者が快癒するようなことは、本来あり得ないので、仮にそのようなことが起こった場合は「マイノリティ・レポート」として。医学的な報告書や症例集からは除外されるのです。

 

平たく言えば「そんなことあるわけないから、除外」という話です。

 

しかし「マイノリティ・レポート」という言葉があること自体が「あるわけないことがある」ことを示しているのです。

 

そうなってくると、その「ありえない治癒」は、どうやって起こるのだろうと考えます。

 

これを年に一度か二度は考えてみるのですが、何だかよくわからない「ちから」が働いたとしか思えません。そしてそれは、怪しいものとかではなく「治癒力」の「すげぇやつ」なのではと思っています。

 

どうも、操体はそういうところにも関わっているような気がしています。