空を見上げると海を感じ、地面を見つめていると山を感じる。
空の先、宇宙はいつも、円環を成して働いている。
円環に従ってあらゆるものは、丸くなっていくのだろう。
そのような傾向はきっとある。
循環から生まれ、その力が絶たれない限り、生命は栄えていられる。
空は丸い、地球という星は玉のように丸いから循環の証となる。
風が全力で吹けば旋回を起こし、つむじを作り海の熱で台風も生じる。
山に入って観察していると、鳥は巣を丸く作る。
太陽は円を描いて昇り、また月も円を描いて沈むし、その形も丸い。
季節も循環して丸さを帯びている。
山に入り、自然界という、宇宙の力を感じとり、おおきな車座になる。
力が働いているところには、そのような円環を受けるウツワも出来る。
ウツワとは何か。
息を紡ぎ、車座で軸を感じたら、方向性を操舵可能となって生まれた。
それがワタシ自身は、人間であって欲しい。
現代を生きている私達は、未来の私達から生命を借りているのだから。
さて、一週間のお付き合い有難うございました。
明日からは、瀧澤副実行委員長の「山」になります、お愉しみに!