東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

健康と寿命(7)

NHKで「大奥」というドラマをやっています(シーズン1は先日終わりましたが、2は秋にやるそうです)。
私は原作の、よしながふみさんのコミックも好きで、全巻持っています。
 
 
赤面疱瘡(あかづらほうそう)という、若い男性だけがかかる病が流行り、日本の男性の人口が4分の1、あるいは5分の1に減り、
三代将軍徳川家光もこの病にかかり亡くなりますが、春日局は「上様は亡くなっておらぬ」と、家光が市中の女性に産ませた
「ちえ」という娘を無理矢理江戸城に連れて来て男装させ「上様」の代わりとします。
その後、男子の跡継ぎがあまりに少ないので、女子が家督を継ぐことになり、女将軍が誕生します。
 
大奥には、将軍の世継ぎをもうけるため、若くて美しい男子が集められるのです。
 
 
ドラマも大変よく、キャストが「鎌倉殿」と被っているというのもなかなかいいのですが、あるシーンが印象に残っています。
 
春日局(大奥の元を作った)が、寝こんでいるのですが、彼女は願かけをしており、薬を飲んでいません。
 
そこで、京都から無理矢理呼び寄せ、無理矢理還俗(僧侶から一般人に戻ること)させた、万里小路有功(までのこうじありこと)が、春日局をひょい、と抱き上げるのです。
「厠でございましょう」と、有功は言います。
春日局は拒否しますが「私も年を取ったら人様の世話になりますから」と、手を貸すのです。
 
春日局は有功にかなりひどいことをしているのですが、床の中で「私は京都から仏をさらってきたのじゃ」と言います(仏とは、有功のことなのです)。
このあたりは私の萌えポイントなのでこの辺りでやめておきますが、
 
そうです。年をとったら人様の世話になることになるんです。
少しでも人様の世話になりたくない、迷惑をかけたくないというのも当然ではありますが、必ず世話にはなるんです。
 
1週間ありがとうございました。
 
明日からは、三浦寛先生の担当です。