こんにちは。TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。
何だか気がついたらもう9月も半分過ぎましたね。まだ暑いけど。
先日秋のフォーラムについての打合せがあり、秋のテーマは「もっと丸ごと操体法」になりました。
2024年秋季東京操体フォーラム | Tokyo Sotai Forum
簡単そうに見えるのが、操体です。
橋本敬三医師は、患者さんには「操体は簡単だヨ。ちょこちょこっとやってごらんなさい」と言っていました。
一方、弟子達には
「よくこんな大変なことに足をつっこんだな。でも、操体は面白いぞ。一生たのしめるからな」と。
これはどういうことかというと、操体はじめ、物事には「その土台となる考え方」と「テクニック」の2つが存在することが原則だと考えてください。
操体の実践者(弟子達、つまり我々も含まれます)は、「操体の土台となる考え方」をしっかり学ぶ必要があります。
一方、患者さんは、操体の実践者、指導者が「操体の土台」を代わりに理解しているので「簡単」なんですよ。
★それを理解せずに「テクニック」だけかじってもうまく行かないということなんです。
我々操体法東京研究会では、両手両足関節からの連動を用います。
橋本敬三先生の時代は「腰から」動きが始まるものが多かったのですが(足関節の背屈のように、末端からのものもあります)、橋本敬三先生がある時三浦先生に「連動は腰からじゃなくて、末端からだ」と、ぼそっとおっしゃったことが発端となり、手関節、足関節から連動を誘導する介助法が生まれました。
実は操体における「快・きもちよさ」は、からだの中心腰からの動きではなく、手足関節(末端)からの介助から起こる連動から誘導した方が「被験者が快をききわけやすい」のです。これが第二分析です。
つまり、従来の橋本敬三先生時代の「第一分析」は、多くが「腰から動く」ものですから「快」をききわけにくいのです。
なぜかというと、末端への介助法に特徴があるからです。
今回は、末端への介助法および補助法をご紹介いたします。
足趾の操法の体験コーナーもありますので「操体で意識が飛ぶ」というのを未体験の方は、是非体験なさってください。操体の癒しの底力をお見せ致します。
そして昨年からご好評を頂いている「おしえて!三浦先生」のコーナーも続投予定です。
参加者の皆さんから寄せられた質問に、三浦寛先生が回答します。