おはようございます。
今年は例年になく暑い日が続いていた。
それでも、秋の彼岸が過ぎたあたりからは、涼しさも感じられるようになり、晴れ渡る空は高く、すがすがしく感じる。
すがすがしいのは良いのだが、何かさみしいような気持ちもあるのは何故だろうか。
つい2週間くらい前まで、遅くまでエネルギッシュに輝いていた太陽もおとなしくなり、随分と早めに姿を隠すようになってしまった。
その時はうっとうしく思っていても、おとなしくなると何かさみしい。
人間に当てはめても、それまで元気だった人が弱っていく姿をみるのはさみしいものだし、心配もしてしまう。
秋の心と書いて愁。
愁はうれい。
愁いは、嘆きとか悲しみとか、心配につうじる。
しかし、太陽は元気がなくなったわけでもなく、おとなしくなったわけでもない。
私達の住む地球の地軸が傾いていて、太陽の周りを適切な間を空けて引きつけ合いながらまわっているから、時期が来れば日射しも角度が変わり、刺激的ではなく優しい接し方になってくる。
こうした天体のバランスのお陰で、四季も生じるし、様々な動植物もそのリズムによって生かされて生きているし、勿論そのお陰で私達も生かされている。
季節の変わり目、特にこの時季は夏の疲れも出やすく、心配事も多くさせやすく、不定愁訴も生じさせやすくなると思う。
しかし、それでも天地は絶妙のバランスで生かしてくれている。
そこにのるか、反るか。
どうぞ御自愛いただきたいと思う。