東京操体フォーラム 実行委員ブログ

操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

繰り返す

2025年春季フォーラム | Tokyo Sotai Forum

 

www.tokyo-sotai.com

 

世の中には「前もこれ、聞いた」とか「一度見た」ということで、講義コンテンツなどの再掲にケチをつける方がいます。
 
ケチをつけるまでもなく「これ、1回聞いたから」というのもいます。
 
私が覚えているのは、フォーラム実行委員だった方ですが、私の「足趾の操法」の講座のアシスタントをお願いした時のことを思い出します。
最初はやはり「考え方の基本」をレクチャーするわけです。
 
レクチャーしているとき、その人は「とってもつまらなさそうに、壁に寄りかかっていた」ので、「どうしたのか」と聞いてみたところ
「息食動想とか、基本の話はもう聞いたから」という答えが返ってきました。
 
まあ、その人、今はそうじゃないことを祈りますが、その時は若かったんですね(苦笑)。
 
そして「考え方の基本」よりも「テクニック」を知りたかったんでしょう。
 
ただ、その「考え方の基本」も、一度や二度聞いただけで、果たしてマスターしたと言えるのか。 ということですよね。
 
これは一例ですが、私が以前毎月2回程参加していた占い師向けの勉強会がありました。
 
「伝説の占い師」と言われた凄腕の先生からのレクチャーだったので、本当に勉強になりました。
 
当初は、その所属占い師だけだったので、レベルも統一されており、とてもよい雰囲気だったのですが、その後、所属占い師以外も参加するようになりました。
 
そうなってくると「このテーマ、この前やりましたよね」とか「繰り返し」のインプットが大事なのに「この前もやった」クレームが出始めたんです。
 
つまり、それまではその「伝説の占い師」の先生が好きで、その先生のスタイルや考え方を繰り返しインプットするのが好きなメンバー(占い師のレベルも大体同じで、繰り返しと継続の大切さが分かっている)だったのですが、外部から色々な人が入ってきたため、クレームを付けたりする人が出てきたわけです。
 
こうなってくると、場が荒れるというか、クレームや文句をつける人が出てくると、全体の感じが変わってきます。
 
なので、私は現在参加をやめています。