おはようございます。
さわやかな風。
暖かな日射しで輝く川の流れ。
よく勝負事には、風向きや地の利というものが大事だといわれる。
戦国時代、織田信長が羽柴秀吉を重用した理由の一つには、風向きへの敏感さと地の利を活かす発想と、それを可能にする土木力にあったといわれる。
それまでの、武勇に優れた者が揃っている程、戦に強いというのではなく、その武勇を成り立たせている根本から崩していく。
備中高松城の水攻めのように、流通経路を遮断して全く動きのとれない状態になってしまえば、いくら武勇に優れていようが戦にならない。
私達のからだでは、病原体と免疫細胞の攻防が繰り広げられている。
しかし、いくら免疫細胞が武勇に優れていようとも、病原体を確認したら直ぐに駆けつけられなければ仕様がない。
血液、リンパは勿論、様々な流れが身体の隅々まで、微小循環まで滞りなく行き渡っている事が肝要。
そうでなければ、交通渋滞に嵌った救急車のようになってしまう。
しかし、殆どの人は、この流れがスムースには、いっていない。
しかし、それでもからだは、血圧然り他の面から補うようにバランスをとり、間に合うようにしてくれている。
有難い事ではあるが、からだのはたらきに報いるためにも、流れを良くするような生活習慣を心掛けるべきだと思う。
その為の智慧が、生体の歪みを正すという着眼を得た橋本敬三先生を創始者とする操体の系譜には詰まっている。
