「ゆっくり動く」とはいったいどういうことなのかと考えています。
操体を学び始めた当時、三浦先生から「動きが早い」とよく指摘されましたがこれも深い意味があったように思います。
からだの動きの学習を重ねてきた現在になって思うのは「動きが早い」ということは「からだの動き」ではなく「じぶんの動き」になっているということです。
じぶんが先立ってイメージした通りにからだを動かすのと、からだに寄り添って動くのではゆっくりの度合が大きく異なってきます。
思考優位の再現性の中でゆっくりからだを動かすのは骨や筋肉に負荷がかかります。
それを常に繰り返していくとからだの内圧と外圧のバランスが崩れてしまい、からだにとっては不要な歪みを作ることにも繋がっていきます。
逆にからだと対等な関係性の中での感覚優位の動きは呼吸(吸気)によって動きは導かれ、からだの内圧と外圧のバランスは上手い具合に保たれるように感じます。
少しでも興味がある方は試してみてください。
明日に続きます。