空間とひびきあう機会は、いつも身近なできごと。
先日、収穫した大根を洗浄機に流す作業をしていたときのこと。
初めてペアを組んだその人は、
流れ作業の行きつくところを見据えながら、
そっと大根をコンベアに乗せていく。
こちらも、そのリズムを汲み取り、
テンポよく、大根を手にとり、コンベアに乗せていく。
二人の動きは、一つになって、
滞ることなく、「ながれ」になる。
大根を手にとるその「うごき」は、スーッと、
大根をコンベアにのせる「うごき」は、すーっと。
気づくとふれる「うごき」になっている。
不思議とだいこんの重さはかるくなる。
それを感じとったとき、
たまらなくうれしくなりました。
その丁寧な「うごき」に悦んでいたのは、
じぶんだけでなく、くうかんもそうだと、感じとったからです。

2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にルーテル市ヶ谷センターで開催致します。
テーマは「解禁・新重心理論」です。おたのしみに。