東京操体フォーラム 実行委員ブログ

操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

空間は悦びを共にする⑥

 

長いこと診続けさせていただいている方も、

 

久しく来られてない方もいます。

 

途中から、こちらがあちらを診ているという感覚はなくなってきました。

 

 

お互い同じ空間、「からだ」は共有する。

 

「息」は共有する。

 

「ながれ」は共有する。

 

「うごき」は共有する。

 

反応する皮膚や内臓、

 

一緒に学んでいるようにもおもえてくるのでうれしくなります。

 

 

久しく来られてない方と出先でお会いしたとき、

 

普段の生活はどう変わったとか、

 

考え方はどう変わったとか、

 

教えて下さる方もいてくれて、

 

「臨床」の空間を越えて、共に生きているんだなあ、とうれしくなります。

 

 

その実感はどこから生まれてくるのでしょう。

 

「からだ」の中心と重心の捉え方が、「からだ」主語になると、

 

「息」はつながりを生み、「ながれ」は循環し、

 

「うごき」は自然な「生」を表現してくれる。

 

その感触を、何度も何度も丁寧にすくっていく。

 

 

くうかんと、からだに貫通する悦びは、意識を変えてくれるのです。

 

2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にルーテル市ヶ谷センターで開催致します。

テーマは「解禁・新重心理論」です。おたのしみに。