長いこと診続けさせていただいている方も、
久しく来られてない方もいます。
途中から、こちらがあちらを診ているという感覚はなくなってきました。
お互い同じ空間、「からだ」は共有する。
「息」は共有する。
「ながれ」は共有する。
「うごき」は共有する。
反応する皮膚や内臓、
一緒に学んでいるようにもおもえてくるのでうれしくなります。
久しく来られてない方と出先でお会いしたとき、
普段の生活はどう変わったとか、
考え方はどう変わったとか、
教えて下さる方もいてくれて、
「臨床」の空間を越えて、共に生きているんだなあ、とうれしくなります。
その実感はどこから生まれてくるのでしょう。
「からだ」の中心と重心の捉え方が、「からだ」主語になると、
「息」はつながりを生み、「ながれ」は循環し、
「うごき」は自然な「生」を表現してくれる。
その感触を、何度も何度も丁寧にすくっていく。
くうかんと、からだに貫通する悦びは、意識を変えてくれるのです。

2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にルーテル市ヶ谷センターで開催致します。
テーマは「解禁・新重心理論」です。おたのしみに。