初日のブログでお話した木崎湖での話。この湖畔のバンガローに仲間と一泊したので、朝にはバンガローの前で火を焚いてお湯を沸かしました。
その辺に転がっている比較的乾いていて薪になるものを自分で探してくるところから。焚き付けにはこれがいいかな、お、こんなところにちょうどいい枝が転がっているなぁ、と普段使わない素材探索の回路が動き始め、それがとても愉しいのでした。
出鱈目の焚き火なので煙に燻されたり、火が消えそうになったりいろいろ試行錯誤しながらでしたが、ちゃんとお湯は沸き、無事コーヒーは淹れられて、朝ごはんのうどんも茹ったのでした。
食事の後、特にあたためる必要のあるものはもうないのですが、なんとなくその焚き火の前を離れられず、火を絶やさないように薪をくべていました。
火のゆらめき
薪のはぜるおと
煙のにおい
樹上では名前のわからない鳥たちが鳴いていて
風の揺らす枝葉は澄んだ音を鳴らしている
火を見つめながら過ごす、なんでもない時間。
生活の営みに宿っている間が素直に感じられて
それをただただ味わっている。
しばらくその空間をあじわっていたい、と感じたのでした。

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