なお、文法的なことや、単語などは私と瀧澤さんでチェックしています。
しかしやっているうちに、やり方のコツがわかって来ました。
その中で気がついたことを書いてみます。
たまに、操体の話をしても(相手はかなりの知識人あっても)なんだか通じない人がいます。
先方は科学や宗教的な事にはめっぽう詳しいのですが、何故か噛み合わない。
その理由がよく分かりました。
操体では「構造運動力学」という言葉や「運動構造力学」という言葉が出てきます
これ、実は「操体専門用語」なのです。
構造力学とか、運動力学、というのは普通に使われている言葉なので、操体関係者以外でも何となくその用語の語感は掴めるかもしれません。
ただ、ここがわかっていないと、混乱します。
なお一般の治療家やスポーツ関係者は「力学」「構造」「運動」という既知の言葉から、バイオメカニクスの視点で理解しているようなところがあるのです。
これでは伝わらないわけです。
以前、トレーナーに操体における連動のしくみを解説したところ「運動生理では、筋肉をひとつひとつ分けて働きを考えるので、全身が連動するというのは面白い」と言われました。
例えば操体では、左手首前腕の外旋、内旋と言います。
ところがトレーナーやPTは「左手関節の回内・回外」と言います。
つまり、肘から上は固定して、肘から下の動きしか見ていないのです。
その辺りを知らずに、操体を体操とか運動療法とか整体やPNFなどと同様に考えるから、理解しにくいのです。
そもそも「体操とは全く違うもんだから」ということで「体操の正反対に位置するもの」として「操体」と命名したという話もあるので、操体を「健康体操」として扱うのは、おかしいということです。
