私たちの「からだ」は、
地球という巨大な生命装置の中で生かされています。
重力、潮汐、昼夜リズム、季節の流れ。
これらの宇宙的周期は、私たちの「からだ」にも深く影響しています。
例えば、背骨は単に骨の連なりではなく、
重力線の中心を通る“情報軸”でもあります。
背骨のわずかな動きは、神経系・筋膜・内臓の働きと共鳴し、
生命全体のリズムを整える作用があります。
呼吸は、宇宙との最も直接的な交流です。
吸えること「息」という単純な動きの中で、
私たちは絶えずエントロピー(乱れ)を減じ、
宇宙の秩序をも維持しようとしています。
「新重心理論」に基づく「操体」で「憶の快」に動くとき、
背骨の軸は整い、呼吸は深まり、意識は一瞬にして調和し、
内部と外部の「宇宙的リズム」が揃っていきます。
「憶の快」は、単に気持ちいいだけの感覚ではありません。
それは、生体が宇宙の調和点と一致する場なのです。
「からだ」は、宇宙のリズムを忘れていません。
ただ、私たちがその声を聞かなくなっただけなのです。
