http://d.hatena.ne.jp/tokyo_sotai/20090404
岡村実行委員長もこのように書いてましたが、症状に対する思い込みにとらわれてしまう方が少なくありません。
「○○病なんですけど、何をしたらいいでしょう?」
「肝臓に効く薬は何ですか?」
よく話を聞くと、○○病は病院に行かずに自分で勝手に名付けたとか
食生活を正すのはできないから、よく効く薬を教えてほしいとか
そんな勝手な要望はお話を聞くだけです。
できるかぎりからだとお話させていただきますが、
きっと患者さまの求める答えと違うことを言ってしまうのであまりアタマのほうは受け入れてくれません。
からだのほうはちょっと変化があるのにもったいない!ということが多いんです。
また、
「首が痛いんですけど」
草「本当に首ですか?」
「はい、首が痛いです」
草「どうも他に原因があるようにみえます」
で、施術を進めていくと、やっぱり原因は腰だったり・・・
「あれ〜?首じゃなかったんだぁ〜でも首も含めて全体的にからだが軽くなりました!」
そんなことが多いので、
患者さまのお話は「なんとなく」聞きつつ、患者さまのからだとお話するようにしています。
からださんは正直にちゃんとお話してくれるのでありがたいです。
実際には言葉を発しないからだのほうが、会話が進みます。
そんなわけで、操体法の治療にいらっしゃる方は何も考えずにからだ一つで来ていただけると助かります。
来週の東京操体フォーラムもからだひとつでお願いします。
草階文恵