東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

目に見えないもの。

お久しぶりです。畠山裕美です。

11月に入り、フォーラムも間近になってきました。フォーラム実行委員はすでに「気もそぞろ」。皆様のお越しをお待ちしております。操体は生きているもの。その生きている波動を是非感じていただきたいと思います。東京操体フォーラム

先々週の中谷実行委員のブログでは、眠れる予言者、エドガー・ケイシーの話、橋本敬三先生の死生観など、目に見えない世界についてのお話がありました。皆さんは『目に見えない世界』についてどうお考えですか?

私は昔から『目に見えない世界』に深い親しみがあり、『あるもの』として認識していました。
私の実家は、両親が地方から東京に出てきて結婚し、品川区戸越に居を構え、そして私が生まれたという次第です。私は長女なので、親子三人で戸越のアパートに住んでおり、家に仏壇があるわけでも、神棚があるわけでもなく『カミサマ』とか『仏様』には全く縁のない家庭で育ったわけです。

2歳の時、千葉市の団地に引っ越しました。今で言う、千葉市稲毛区です。この辺りは今、モノレールが走っていたり、動物公園があったりしますが、私が子供の頃は、森を切り崩して建てた新興の団地で、団地の回りは森とか山ばかりでした。起伏が激しい土地で、沼もいくつかあり、よく父に連れられ、舗装されていない道を歩いて沼に行き、緑に濁った水面を見て怖がったりした記憶があります。
そんな幼児期に住んでいた団地の間取りといえば、小さな洗面所の向かいに、お風呂があり、その間に短い廊下があり、突き当たりにトイレがありました。お風呂場の戸は、普段は開けっ放しにしてありました。夜、トイレに行く時はお風呂場(わずか1メートル位の距離)の横を通って、トイレの電気をつけなければなりません。その時いやでも気になるのは、真っ暗なお風呂場でした。明るい時のお風呂は楽しいものでしたが、電気が消えていると何か別の空間のようでした。
これは3歳か4歳の時だと思いますが、夜にトイレに起きた私は、普段は絶対見ないはずのお風呂場に何故か目をやってしまったのですが、そこで見たのは、暗い中で更に暗い、ブラックホールのような穴でした。子供心に驚きましたが、その穴の中には、何だかまばたきをする巨大な目のようなものがいました。

・・・・・。

こんな事書いてもいいんでしょうか(笑)

この前後、自分が怖かったのかどうなのかさっぱり覚えていないのですが。おそらく、誰かにこの話をしてはいけないのではないか、という事は分かっていたような気がします。

私の場合、いわゆる『霊感が強い』とは少し違うような気がします。また、世の中にはカンが強すぎて『悪い気』を貰ってしまうという方もいるようですが、そんなことはありません。『霊感がつよくて、もらっちゃいやすいの』というのとは、違うのです。もらわないのです。何故かそれが可能なのです。

まあ、これは臨床家としては非常に有利なことなので、ラッキーだと思っています。

とは言っても、中学の林間学校で浅間山で集合写真を撮ったら、よりによって私の肩に、あるはずのない腕が何本も出ているようなこともありました。これは担任の先生が霊能者に観て貰ったところ、『女子中学生が沢山いるので、浅間山の噴火でなくなった浮遊霊が嬉しくなって出てきただけなので、心配はいらない』という結果でした(汗)。

私自身、そんなに見るとか遭遇することはないのですが、中学高校と仲良しだったTちゃんの家に私が遊びに行くと、『音』が止む、ということはありました。Tちゃんの家は神道の教祖様の家系だったのですが、何故かラップ音が非常に鳴る家で、Tちゃんと妹のKちゃんは、その音の主に『ハニー・エンジェル』」という可愛らしい?名前をつけていた位です。私は結構Tちゃんの家に泊まりに行ったりして遊んでいましたが、何故か私が遊びに行くと、『ハニー・エンジェル』は音を立てないのです(笑)『あなたが来ると、どこかに逃げちゃう』と言われました。
この手の話はいくらでもあります(笑)未確認飛行物体の話なんかもありますしね。

このような経験を積んでいくうちに、『最初からそんなことはない、そんなことがあるはずない、と思うから驚いたりするんだ』ということが分かってきました。そして、『すうぱあなちゅらる(超自然現象)』を頭ごなしに否定したり、『そんなもの、あるわけない』と、怒りをあらわにする人達というのは、実は、未知に遭遇して、知らない事を付きつけられ怯えているのではないか?と言うことに気がつきました。

ヨガ、瞑想、幻想文学(大学の専攻)、カバラ密教、禅、外気功エドガー・ケイシーなどに触れ(途中17歳の時、操体に出会っているのですが、その時は時期早急だったのかスルーしています)、操体の門を叩いたわけです。まあ、自分でも笑っちゃいますが、何だか目に見えないものばっかりじゃないですか(笑)
気功も最近は「普通」に存在していますが、昔は『インチキだ』と言われたりした時期もあったんです。

あ、あと一番すごかった経験は、23歳の時のOOB(Out of body: 幽体離脱現象)ですね。この話をすると、絶対に

『寝ぼけたんじゃない』

『夢じゃない?』

という方がいますけどね。まあ、こればかりは体験してみないと何とも言えませんね。その後、OOBの関連資料を読むと、音が聞こえないとか、何かで繋がっているとか、からだの存在を意識すると、からだに引き戻されるとか、相似点があったのは事実です。まあ、信じない人は信じないと思うし、それは個人の考え方にもよるのでそれぞれにお任せします。

そういえば

何時だったか忘れましたが、ある人とその場にいない人(仮にAさんとしましょう)の話をしていて、ある人は『あの人(Aさん)って小さい頃から目に見えない事に興味があったんですって。信じられる?』と、明らかに軽蔑と微かな怒りが混じった口調で私に言ったのですが、私は返答に困りました(笑)

その場は『そ、そうなんですか。へえええええええ〜っ』と、空虚な返事をするしかありませんでした。

如何ですか?目に見えないもの。
そういえば、星の王子様も「大切なものは目に見えない」と言っていました。そういえば「経絡」も「経穴」も目に見えません。「きもち」や「感覚」も目に見えませんが、確かに存在してあるものです。

目に見えないものって大事なのです。きっと。

それでは一週間お付き合いよろしくお願い致します


畠山裕美