東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2012

11月21日って・・・考えたら秋季フォーラム前日という大切な日では有りますが、世の中ではこの冬期待?の映画、最近ガンガンCMで流れているので見た方もいらっしゃるでしょうが映画『2012』が公開されます。
監督・脚本・総制作指揮は“インディペンデンス・ディ”や“デイ・アフター・トゥモロウ”などディザスター(天災・災害)映画の巨匠と呼ばれている“ローランド・エメリッヒ”の作品です。
エメリッヒの作品は基本的には嫌いではなく、前述したインディペンデンス・ディもディ・アフター・トゥモロウも見ましたし、テレビでも何度も再放送され、何故かその度見ています。
インディは宇宙人の襲来、ディ・アフタは大自然の驚異みたいな人間の力ではいかんともしがたい災害・災難に襲われ、逃げ惑い、或いは立ち向かう姿をハリウッドお得意の金にモノを言わせたこれでもかVFXで描き、最後はアメリカ万歳みたいな匂いのする映画?です。
個人的にはインディ位の荒唐無稽な設定とウィル・スミスのお気楽な乗りが好きでは有るのですが、それはともかく今回の『2012』は“ウオッチメン”や“イーグル・アイ”などの視覚効果スタッフ結集し、最新VFXを使った作品と成っており、つい先日も予告編では異例の五分間先見せ本編映像が公開されていたので見たのですが、“VFX万歳単純野郎”の私は面白そうだなぁなどと思っておりました。
内容的に云々するとネタバレに成りそうなので、省略しますが大型スクリーンで見てみたいものです・・・

この映画のタイトルにもなっている“2012”とは古代マヤ人が用いた長期暦が2012年12月21日〜23日頃で終わっている 事から一部のニューエイジ思想家やオカルト好きな人々の間で『2012年人類滅亡論』として信じられているそうです・・・
はい、これどっかで聞いた事のあるフレーズだと思いませんか・・・1999年7の月に人類滅亡って・・ノストラダムスじゃん!みたいな・・そうなんです、このマヤの予言も“ノストラダムスの予言”と共に語られる2大予言の一つなのだそうです。
マヤ文明と言えば歴史の教科書で過去に見た記憶がボンヤリとある位で詳しくはないのですが、金属器を使わなかったという事と数学が発展していたという事しか思いつきませんが、特筆すべきがマヤ人は天体観測に非常に優れていたとの事で、精密な暦を作り出す知識を持っていたそうです。その中の一つが“長期暦(Long Count)”と呼ばれる、今回の予言の土台となっている暦のようです。
地味にこの説に関しての本も結構出版されていて、ニューヨーク・タイムズ紙に寄稿しているローレンス・E・ジョセフ氏はその著書『2012 地球大異変』で、太陽そのものの活動が2012年に記録的なレベルで最盛期を迎えることや、地球地場の弱まりによる地磁気変移の影響、太陽系が星間のエネルギー雲に入ったことで2010年〜2020年の間に地球に大惨事が引き起こされると予測、中国の易経ヒンドゥー神学でも2012年の終末が予言されていることなどを挙げているとのこと・・・
何か、ノストラダムスで踊らされた世代としては、俄には信じがたいと言いますか、景気が悪くなると終末論がよく出ると言いますが、そんな世相も反映しているのかもしれませんね・・・
因みに“2012”系統の作品はこの後も大作が控えており“トランスフォーマー”シリーズで有名なマイケル・ベイ監督も2010年公開予定の『2012 The War for Souls』という作品を準備しているようです。
当分2012年ネタで盛り上がりそうです・・・
これらディザスター系映画を見る度にふと考えるのは、いや・・多分これは私だけではなく、他の皆さんも彼女や彼氏、旦那様や奥様とそんな事を一度は話した事があると思います。
もし、『1週間後に地球(日本)が滅亡する!』と政府から公式発表が有ったら貴方ならどうしますか?
条件としては・・・

  1. 隕石が地球に衝突、地球以外は逃げ場無し(宇宙はOK)
  2. 気候の大きな変化が起こり、日本より北側の国は気温の急激な変化により、人が生きられる環境では無くなる(南の国ならOK)
  3. 宇宙人の襲来により、戦う以外は生きる道は無いと言われた

このネタはよく奥方と話した事があります、いずれも見た映画の設定なんですが、どうでしょうか?これって結構、その人の性格が出るので、真剣にディスカッションでもすると楽しいですよ・・・これって実は地球滅亡に限らず、その人が人生の土壇場に追い込まれた時にどの様な行動に出るかを見るのにとても参考になります・・・
命がかかると人間は違うよと言う人も居ますが、人間って精神的にテンパっている時は命のやりとりとほぼ変わらない行動をするので、土壇場で尻をからげて逃げる奴か、踏ん張って立ち向かう奴かを見極める良いテストにも成りますので、それとなく彼氏・彼女に聞いてみると、結構笑えます・・・こいついざとなったら私をおいて逃げるんだ・・みたいな・・・
最近、刺激が無いというご夫婦やら彼氏・彼女諸氏は是非、ディザスター映画で、愛を深めてはどうでしょうか?結果として本性が見えて玉砕という道もありますが、それも又、ディザスターな感じで良いのではと思います・・・
え〜っと因みに私ら夫婦の見解としては滅亡が決定なら、敢えてジタバタせず普段と同じ生活を送り、瞬間が来るまで一緒に居ましょって話で落ち着きました・・・うふっ(=´∇`=) ニャン♪


福田勇治