こんばんは。
五日目もどうぞ宜しくおねがいします。
前回のブログでも少し書きましたが、以前私は関西のインディーズシーンで音楽活動をしていました。(名古屋から活動の拠点を関西に移した。)
しかし、3年位関西で活動した頃色々あって、一体自分が音楽を通して何を表現したいのかが分からなくなってしまい、その後2年ほど音楽活動をやめていました。
そして去年の5月、操体を学んで一年が経ちすっかり自分がリニューアルした頃、おもしろい流れで
昨日のブログに出てきたK氏と音楽ユニットを組むことになりました。
ちょうどこの時期、操体を通じて学び感じとれた事を音楽でも表現したかったので、とても嬉しく思い、三年位書けなかった曲もこの時から書けるようになりました。
現在は、相方は神奈川県に在住、私は京都に在住ということで、私が操体の勉強で上京した時に時間の合間を縫って一緒に音楽を作っています。
それにしても曲作りの時間というのは色々と気づきがありおもしろいものです。
ある日、手違いでスタジオが一時間しかとれなかったことがありました。
私も相方も焦り、とにかく詰め込むだけ詰め込んだ結果、お互いに息があがり、まったく息が合わずにこの日はただただ消耗しただけの時間となってしまいました。
翌日もスタジオに入る事になっていたので、前日の反省をふまえ、あわてず、まずは自分自身をしっかり調和して演奏しようと心掛けスタジオに臨みました。
その日は新曲を作る事になっていて、とりあえずはすでに出来上がっているフレーズを繰り返し、グルーヴを出していこうという事になりお互い音を出しはじめました。
音の出はじめ
まだ意識が拡散しており集中できません。
ぎこちないグルーヴ。
気にせず音に委ねるよう意識をおきます。
おや、
徐々にきもちよくなってきたぞ。
さらに意識も呼吸もきもちよさに委ねて、きもちよさで音を奏でるようにしてみます。
すると時間も空間もお互いの自我も超えたようなところに音が生き物の様に鳴っているような感覚に包まれてきました。
そこにあるのは調和した一体感。
しばらくその感覚に委ね、ちらっと相方を見てみる。
相方は目をつぶって何ともきもちよさそうな顔をしている。
おや、いつの間にかいいグルーヴが出ているじゃないか。
まるで渦状波(皮膚へのアプローチ)をやっている時の様な感覚でした。
そんな感じでこの日はお互いに満足のいく時間となり、スタジオ帰りに呑んだビールは格別な味でございました。
操体の応用貢献はこんな時もできるのですね。
おかげ様でこの日以降、毎回スタジオがこんな感じできもちいいです。
それでは僕らが大好きなミルトン ナシメントの曲をお聴きください。
http://www.youtube.com/watch?v=NHsDjzjpJLU&feature=related
ありがとうございました。
小松広明