おはようございます。4日目も宜しくお願い致します。
早くも年が明けてから1ヶ月が過ぎましたね。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
私は出だし好調。
先の予定もいい塩梅です。
今日は節分という事で恵方に向かってまるかぶりをして縁起をかついでおきました。
そういえば去年のこの時期は東京に住んでいて、臨床講座が終わり、個人レッスンと第一回目の足趾の集中講座を受講しておりました。
多い時で週に五回、操体を学びに三軒茶屋に行っていた操体漬けの東京での日々の幕開けは丁度この時期からでした。
そこで、今回はその頃の雰囲気を再び味わいながら、その頃の話を少し書いてみたいと思います。
臨床講座が終わると、三浦先生から受講生一人一人に修了書と色紙をプレゼントしていただきました。
私がいただいた色紙には『からだの動きは植物的な連鎖である 連動である。云々。』と書かれてありました。
これは「今私が何を学ぶべきか。」という先生からの問いかけのメッセージだと思い、その意味する事は何ぞやとアンテナを張って毎日を過ごすよう努めることにしました。
そうするとおもしろいもんで、普段ならスルーしてしまうような話が俄かに輝いてくるのですね。
ある日、インドで知り合って現在は一緒に音楽ユニットをやっている庭師のK氏とカレーかなんかを食べに行っていた時での会話の中で。
K氏曰く
「樹木って根っこが大事でさぁ、植木屋は樹木を移植する時にはしっかり根っこを診るんだよ。
それで根っこには細根っていう細い根が生えていてね、これが少なかったりすると養分の吸収がわるくて根回しする時活着しにくいんだよねェ。」
なるほど。
何だかその話を聞いていると樹木の根っこが足のように思えきて、我々のしている診立てに通じるものがあるではありませんか。
例えば肩こりの愁訴を持っている方のからだを診る時、操体ではその歪みが発生する以前から既に発生していた歪みをよく診ます。
つまりここでは肩の愁訴というのはサイレンであって、サイレンを鳴らす原因である火元を消さないとサイレンは鳴りやまないと考えるわけです。
サイレンにいくら水をかけたって火は消えやしないですよね。
特に二足歩行をしている人間にとっては、足は一番ストレスを吸収する部位であり、歪みが蓄積しやすいので愁訴の火元になっている歪みがある事が多いでのす。
また人体は左右対角線上に連動するため足に歪みがあると同じように手にも歪みが発生しています。
要は末端が大事なんですね。
動診を通すさいに末端から動きを通すのはこのためです。
2.「生命の樹」
(チベット政府が置かれているダラムサラで購入したタンカ。「生命の樹」はプリントですが。笑)
そうしますと会話に出てきた「細根」というのが足趾のように思えてきました。
足趾は末端中の末端。
ストレスの負荷も多いわけです。
実際、足趾の操法をしてもらった後は頭のてっぺんまですっきりして全身が快適になります。
末端は大事ですね。
からだは繋がってますよ。
そんな魅力的な足趾について学んでみませんか?
ちょうど来月にもってこいの講座が開かれるみたいですよ。
第3回足趾の操法集中講座
期間
基礎講座:3日27日(土)〜6月5日毎週土曜 13時〜18時
5月1日(土)は予備日とします。
応用講座:5月3日(月)〜5月5日(水)10時〜18時(3日間)
会場: 操体法東京研究会講習会場
東京都世田谷区三軒茶屋1-30-9 三軒茶屋ターミナルビル34号
詳しくは
http://blog.teizan.com/index.php?blogid=453 で。
ありがとうございました。
小松広明