「足趾の操法」というものがある。
当フォーラムではここ数年、体験の時間を設けているので
フォーラムに参加していただいたことのある方には
身をもって味わったことのある方もいるかもしれない。
とにかく、「きもちのいい」ものである。
操法として、快適感覚のききわけがとおりやすい。
「快適感覚」に基づいた臨床を行なっている臨床家にとって
この操法から学ぶことは尽きない。
操体法東京研究会主宰の講座で
この足趾の操法と出会い三年くらい経つ。
この操法から、「おさめ」ということを初めて教えていただいた。
橋本先生が70代の頃にも「足心道」に由来する
足趾の操法の原型が行なわれていたと聞いているが
その頃には操法のプロセスに
「おさめ」がなかったという。
「おさめ」は奥が深く
「おさめ方」にもその操法に合った使い分けがされている。
プロセスのひとつひとつにも
からだの要求に適うように
かなり細かいところまで指導の目が入る。
そして、いまもなお
生命の要求に適うように進化し続けている。
足趾の操法は一生たのしめる。
もし、今回の実行委員ブログを見て
「おさめ」に興味を持っていただけたら、
まず、「足趾の操法」から
「おさめ」について学んでいただくことをお勧めします。