東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

あなとほと私の生に操体は関わる⑦

 まず大全堤として、自然法則は「絶対性」が成立している。(⇔相対性)

 

よって、自然法則の応用貢献とは、理に適い、使いやすくなるように

発展し続け、操体の学問も体系化され、より深化してきたのだ。

 

(横紋筋系運動系骨格系から皮膚を含む体壁内臓系へ)

 

骨格筋系運動系を主とした「操体」の時代は、終焉にむかっている。

現代医学における最新の研究、その根幹を成す遺伝子医療のニーズ、

成長を求められているものは、変化を生じるのも必然となる。

 

操体」も次世代に繋がっていくよう、継続しながら変化している。

その大きな特徴を挙げれば、まず「皮膚」になるだろう。

 

これにより「操体法」は「操体」の中にあって操体法の枠を超えて、

数多の手技療法にあった括りを、撤廃してしまったのだと感じる。

 

操体の臨床は「快の質」を問うようになっており、その結果として

「生命感覚の快」と「現象に問いかける快」との識別を行う必要性

を生じてきていた事実はある。

 

「楽」を通す。比較対称の操体の時代を経て、「快」をききわけて

診断し、ききわけた「快」をとおす操体に進化していった。

 

そして「予備感覚」という無意識の快、その皮膚に問いかけていく

操体は、生命の本質を肯定することさえ可能になってきている。

 

それこそ「快」の本質は、「太極」とはいったい何なのか説明でき

なくとも、臨生(臨床)でそれを感じとることができるのである。

 

咲き誇る花は、散るときの未練や言い訳などしない。

咲いて欲しいから咲くのでなく、見てもらう為に咲くのでもない。

本来は、自然の造形物である人間も同じだったのだ。

 

天地天然の自然法則に調和し、生かされて、生きているのだ。

 

私自身の操体の出会いとは、そのご縁という螺旋に噛み合いつつ、

本来そういうことだったのかと、目からウロコの旅路途中となる。

 

自分探しの旅に出ると人はいうけれども、本質を取り戻すだけで、

常に至高体験となり、皮膚感覚で味わう自然に、感謝は生じる。

 

その環境に生命現象を預け生かされているから、きもちがいい。

 要するに、「からだ」を裏切ってはいけないことも理解できる。

 

それでは、一週間有難うございました。

明日からは、日下実行委員の登場です、お愉しみに!

 

 

今年も操体マンダラ、海の日に開催致します。

※「操体マンダラ」とは?

三浦寛が一日、操体の最新情報について語る、操体三昧の一日です。
弟子一同にとっては「師匠孝行する日」。

東京操体フォーラムや、通常の講習では語りきれないことを、

存分に出していただこうという算段です。
今年からはリクエストにお応えして、10時〜21時の開催になります。

昼食会
サイン色紙&ツーショット撮影会

足趾の操法®アドバイザー認定、操体プラクティショナー認定式、

今年より「足趾の操法指導者」認定を行います。

開催日時:2019年7月15日(月)海の日
10時〜21時 ルーテル市ヶ谷センター

★予約制で、当日の参加受付はありません。ご注意下さい

https://www.sotai-miura.com/?p=1314