以前、陳式太極拳をある方に指導していただいたこと
がある。その中に腰を落とす動作があったが、バスケ
のディフェンスの時の腰の落とし方とは明らかに違っ
た。
特に現役の頃、腰を痛めた自分のやり方とは正反対と
いってもいい。
何年か前に、GWに開催された足趾の操法®の講習の
中でも、畠山先生に同じように指導していただいたこ
とがある。共通しているのだ。
太極拳が良くてバスケが悪いとか、その逆とか、そう
いう話しではない。
同じような動作でも目的によって、からだの使い方や
動かし方、意識の持っていきようが異なるということ
だ。
競技的な上手さを手に入れるという目的であればそれ
に適う形で努力をすればいい。その目的が「上手い、
下手」の基準なのだから。
ただ、からだを壊してしまうようなことがあれば、別
の角度から見直してみてもいいかもしれない。
もし、過去の自分と話が出来るなら、こんなことを話
してみたい。
「からだにはからだの要求がある」と。
受け取るか、受け取らないかは本人次第だけれども。
2016年春季東京操体フォーラムは4月29日(金)開催です。
http://www.tokyo-sotai.com/?p=1278
2016年9月 新創生期操体法特別臨床講座 開講!