東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

操者のおさめ

操体臨床のプロセスは

クライアント本人の感覚のききわけによって成り立っている。

 

 

「動診」を通して、

 

きもちのよさをききわける

もし、ききわけられたら

そのききわけたきもちのよさを

味わってみたい要求感覚があるのか、

「からだ」にききわける

 

味わってみたい要求感覚があれば

一番きもちがいいところまで

からだのつくりを操り

じゅうぶんに味わう

 

きもちのよさが消えてきたら

消えた後の「からだ」の要求に

素直にゆだねる

 

 

操者はこういった臨床のプロセスのなかで

自身の口にする「言葉」を識別することの大切さを学ぶ。

この言葉のひとつひとつには

「あなたにしか、ききわけられない感覚があります」という

からだからのメッセージが詰まっている。

 

この一貫した姿勢も

操者の重要な「おさめ」のひとつだと感じている。

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