毎晩、眠り
毎朝、目覚める。
師匠からも「眠り」の大切さを何度も教えていただいているが、
本当に不思議なもので
「今日一日をどう過ごしたか」
そのことが、「眠り」の質に
如実に作用している感じがする。
目覚めているときの、その営み。
呼吸の営み
食べる営み
からだを動かす営み
想念の営み
そのひとつひとつには「自然法則」が在り
「息、食、動、想」の自己責任を
自身のおかれた「環境」のなかで全うする。
この「生き方」ということがそのまま
操体の臨床のように見えてくる。
自分自身に問いかけながら営む日々は
「一日丸ごと」のなかに
「動診」から「操法」のプロセスが
いくつも詰まっているかのように感じられてくる。
「眠り」を、この一日の営みの「おさめ」として味わう。
その「おさめ」から、また自然と目覚める不思議さがある。
その不思議な目覚めを味わうたびに
たしかに、目に見えない存在に生かされているイノチなのだと、感じる。