東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

時空を越えることが出来たら

私がもし、タイムスリップできるのだったら、1966年、あるいは67年あたりの仙台の赤門鍼灸学校に飛んで、自転車に乗って颯爽と登場する橋本先生と、当時の三浦寛青年を物陰からそ〜っと眺めてみたいと思う(笑)
このへんはかなり本気かも(爆)

もしかしたら、本当はそういうことをやっているのかもしれない。「この人と会うのって初めてだっけ?」とか「どこかで知っているような気がする」というのは、案外時空を越えているのかも。

筒井康隆氏のジュブナイル小説(少年少女小説)と言えば「時をかける少女」が有名だ。筒井氏は実はこの作品があまり気に入っておらず、本来の自分のテイストとは外れていると言っているらしいが、短い期間に何度も映画化され、アニメ化されるということは、やは人を魅了するテーマなのだ。

主人公はラベンダーの香りを嗅ぐとタイムスリップしてしまう。タイムスリップと言っても、1日か2日のことだ。ストーリーは多くの人が知っていると思うが、同級生の一人は、600年位先の未来からやってきていた。未来の世界では、ラベンダーが絶滅してしまっているため、彼は過去に飛び、ラベンダーを持ち帰ろうとしていたのである。結局、未来から来た同級生は、主人公はじめ、周りの関係した人々の記憶を消して帰って行く。主人公は「覚えていない何か」を心の隅に抱えながら大人になってゆく、という話である。

時をかける少女 デジタル・リマスター版 [DVD]

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原田知世バージョン。

20代前半の頃、余りにもサイケデリックで賑やかで鮮やかすぎる夢を見る日が続いた。賑やかすぎてよく眠れない。もう、極彩色の曼荼羅毎日夢に出てくるのである。宗教的な啓示かもしれない、と真面目に考えたこともある。今思うと、からだが熟睡していて、脳が覚醒している状態だったのだろう。
西葛西の実家の近所で一人暮らしをしていた私は、近所のかかりつけのクリニックに行った。この先生は女医さんで、未だに元気で診療に当たっておられる。私がこの一件を相談すると、先生はハルシオンを処方してくれた(治療目的以外で、使用する目的もなく所持すると、麻薬及び向精神薬取締法にて、逮捕・処罰される)。

私はハルシオンが何だかよく知らなかったので、確か飲みに行った日の夜寝る前に服用したのだと思う。ヘンな夢も見ず、ぐっすり眠って爽やかに目がさめると、次の日の夜になっていた(笑)。金曜の夜から土曜の夜まで爆睡していたのだ。
朝目が覚めるのではなく、夜目が覚めるというのは妙な気分だった。これこそ時空が飛んでしまったようだった。後に、ハルシオンはアルコールと一緒に摂取すると、効きすぎるということを知った(真似しないで下さい)。

畠山裕美


東京操体フォーラム in 京都 はいよいよ来週末開催です。


東京操体フォーラムin 京都2011は8月28日(日)に開催されます。北村翰男(奈良漢方治療研究所、奈良操体の会)、三浦寛

Sotai Forum inMadridは、9月24日、25日の二日間、マドリードにて開催致します。三浦寛

2011年秋季東京操体フォーラムは11月6日(日)、東京千駄ヶ谷津田ホールにて開催予定です。