『楽と快は違う』
はじめにこのことをしっかり意識することが大切でしょう。
『動きよりも感覚が大切』
頭で考えるのではなくからだにおまかせして感覚をききわける必要があります。
『水の中に入って波がたたないように動くつもりで動けばよい』
速い動きでは感覚がききわけにくいのです。ゆっくりゆっくり表現しなければせっかくききわけられた快も逃げてしまいます。
『呼吸は自然呼吸でいい』
なにより大事なのは感覚をききわけることなので、感覚が鈍くなるようなよけいなことはしないほうがよいということです。
『本人のきもちかいいという、動きで治るんだ』
快がからだにききわけられ、あじわいたいきもちよさかどうかもききわけられたら、あとはその快をこころゆくまであじわえばよいのです。きもちいいと感じることが治癒力につながっているのです。
1週間おつきあいくださりありがとうございます。私にとって一番きもちがいい赤ちゃんの笑顔を思い浮べながら終りにしたいと思います。
参考文献 たにぐち書店刊『操体法』温古堂先生語録より