東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

ラクトカイ その6


「気持ちのよさをききわければいいんだ

気持ちのよさで治るんだからな」。橋本先生のお言葉です。


今までの楽にといかける操法(第一分析)から

快にといかける操法(第二分析)へのシフトチェンジですネ。

それにより操体法独自の診断法である「動診」も

「楽」ではなく「快」をききわける方法へと変わっていったわけです。


はい、ここからが昨日の続きですよ〜。

操者が「楽」と「快」の違い、区別がわかっていないと

患者さんの誘導(動診)があやふやになりがちになっちゃう。

特に音声案内があやふやになりがちになっちゃうってところでした。


第一分析(楽)と第二分析(快)ってのは

ゆがみを整復するっていう目的地は同じでも

そのルートが違うわけです。


第一分析は「楽コース」ですから

そのコースを把握するために対なる動きを比較します。

だって比べないと、どれが「楽」かわかりませんから。


第二分析は「快コース」ですから

別に動きを比較する必要はありません。

だって感覚ってのは一つ一つの動きにともないますから。


もちろんコースが違うんですから

ナビもそれに合わせて誘導しないとマズイですよネ。


でもねぇ、何故かわかりませんけどナビが誤作動をおこして

「楽コース」と「快コース」をごちゃまぜにした案内に

なっちゃうことがあるみたいなんです。


たとえばですねぇ

「楽コース」のように動きを比較対照させて

「どっちが気持ちいいすか?」なんていう音声案内。

ビミョ〜にわかりづらいですよネ。


あとはですねぇ

その動きに気持ちのよさがあるのかないのか

からだにききわけてないうちから

「気持ちよく動いて」なんていう音声案内。

これもビミョ〜にわかりづらいですよネ。

「快コース」の先走りですぜ、これは。


第一分析(楽)と第二分析(快)が何となくまざってる。

または「動診」と「操法」が何となくまざってる。


操体法(第一分析、第二分析)がよくわからん」って方は

もしかしたらこんな感じのナビをしちゃって

運転手(患者)さんを?にしちゃってるからかもしれません。


まぁこの辺(楽と快の違いとか動診と操法とか)は

来週担当の畠山先生の得意分野ですから

たぶん来週のブログはレアルかバルサかというような

圧倒的な攻撃を仕掛けてくるんではないかと思っております。

だから真面目な?操体法のお勉強をしたい方は来週をお愉しみに!


あら?何だか終わりそうだけど明日もまだあるんだな。

ワタシのオツム、持つのかしら・・・。



中谷之美