操体を学ぶ理由、それを私なりに言い換えるならば、
操体の本を読んだけれど、そんな難しいことは子供にはわからないでしょう?ですって。
いいえ、子供は知っていますヨ。
大人になるにしたがって、一般常識や世間に迎合すること、知識に偏って頭が硬くなってしまうこと。
そして、味わってもいないのに、偉い人の話を盲信してしまうこと。
子供にはそれがないのだから、大人よりはしっかり知っていますね。
そもそも生まれた時は、神童です。原始感覚そのものですから。
本来、いのちが誕生するという奇跡はもともと完璧な( perfect )ことなのです。
それを“ 救い ”といいます。
生まれながらに救われているのです。それが本当か操体を学んで下さい。
そこには実感として染みわたるエキスのようなものがあります。
それを“ 先祖代々の知恵 ”ともいえるのではないでしょうか。
語り継がれるべきものであり、より濃いものとして後世に残していく大切な財産であります。
私のオススメとして、まずはじめに操体で味わって頂きたいのは、
橋本敬三哲学思想の根本を成す、自然の法則(息、食、動、想 +環境)のうち、
は“ 動 ”つまり、 からだの使いかた・動かしかた(の感覚)ですね。
からだを使うこととはどういうことなのか?
大切な、“基本中の基本”である、「重心安定の法則」を自らのうちに感じることです。
重心を安定を担う感覚、重心を移動を担う感覚、連動というダイナミックな感覚。
日常の生活はもちろん、スポーツ・芸事・武道 なんにでも応用できるのですから。
但し、基本を学び続けることでいくらでも先があるのです。
ルールに合わせて操体を楽しんで頂ければ、操体に親しむ目的は叶っています。
今日は成人の日ですね。
操体を学ぶ人は生きている限り、いくつになっても青春なのです。
晴れ晴れとした意識で”日々是好日”を臨んで下さい。
今日はこんなところで・・・ありがとうございます。