東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

新成人への祝賀として

青春を謳歌するあなたへ

物質的豊かさを重要視される暮らしにおいて、競争することは確かに自分を高める要素です。
ただ、人とくらべて劣っていない、勝っていること、これこそ人間的価値のあると思い込んでいたり、
楽しければ何でも良いでしょ“と、大事な命(生死)を預かっておきながら、欲望に囚われてしまうと、
“見えなくなってくる”大切なものは、あまりにも多いのです。

一つに言葉の捉え方。
私自身学び通している「操体」は自然法則の応用貢献を成しています。
ここで言葉というのは、“運命のハンドル”なんだよと教わりました。
美しき言葉には、美しさとしての方向性があり、
汚き言葉には、汚さとしての方向性が待っています。
自在している意志から、その人に向けて発された言葉には、
上辺だけでない、沸き起こるエネルギーが詰まっているのでしょう。

言葉を軽んじてはならないのです。
生きる道があるとすれば、これらを決めるのは他人ではないと思いますよ。
僕やあなた、お父さんやお母さん、お爺ちゃんやお婆ちゃん。
友人や職場の付き合い、近所付き合い。全て自分自身で決めているのです。
自分自身で進む流れに、あらゆる方向性や勢いのある選択になって当然なのです。

それには明確でわかりやすい指標もあります。
「きもちがいい」と感じられる、「ありがたい」とかんじるようになればいいんです。
ただし、ちょっとだけ加えたいこともあります。
“他人様に迷惑を掛けない”こと、“自分自身の責任”においてという決まり事ですね。

「心身一如」と言う言葉を味わってみてください。
心があってからだがあり、気分が良くない時や、身体の調子が悪い時に、
元に戻す方向性は先ほど語った道標さえあれば(道しるべ)シンプルに戻せます。
頭で色々「今どうしたらいいのか考える」よりも、からだにききわけることなのです。
「今、現在、感じたこと」を、静かに受け入れることが出来るかどうかなのです。

感じたことを、まず拒絶しない。「ハイ」と言えるように努力していくのです。
「でも・・・」から始まれば、「アレが嫌だ」、「こんな状況が嫌だ」、
「こんな自分が嫌だ」と思い込むことになり、悶々と過ごすことでしょう。
諸行無常です。

逆にどんなに辛い時でも、流れの中の一瞬。
精密な機械ほど、たった一つのパーツが壊れてしまうことで止まってしまう。
単純なモノほど多少壊れても何とかなるものです。
なればこそ「ハイ!」ではじめてみたらいいのです。

「アレもよし」、「こんな状況もよし」、「こんな自分もよし」と、
ウソでも良いから、「ハイ!」という“言葉として発声”してみて下さい。
心と裏腹なことでも、からだ自身は喜び、変化して戻ってきてくれますから。
長い目で見る事が出来れば、どんなときもあなた自身を取り戻せます。

まわりとスムーズに流れていないと感じる時には、
外に理由を求めるよりも、自分自身を見つめることがとても大事です。
何かのかたちで、暖かいものを求め続け、待ち続けるよりも、
自らに備わったなかに、暖かさを見つけたほうが、ずっとずっと自然なのです。


アノネ・・こんなこと考えなくても理解できるようになるのが、
自在の学び、つまり、自然法則のありがたさを味わうことなんです。
それは、日本医学、操体なのです!

温故知新というテーマの中、最新情報を発信する『東京操体フォーラム
操体を学ぶあなたを本気で応援していく『(社)日本操体指導者協会』
三浦寛理事長の主催される、橋本敬三先生顧問の『東京操体法研究会』

学びを始めるあなたへ、本物を知りたいあなたへ、とりあえず興味を持ったあなたは、
4月28日開催の『春期東京操体フォーラム』にて「操体」に触れて感じてくださいネ!
今日はこのあたりで・・・ありがとうございます。