(Living will)
日本語で言えば、
本人の”死”に対する考え方の表明であり。
延命治療について、生前の本人の意思表明。
このような考え方の表明には、思想が必要となると思われ、
操体では「想(念)」に「息」での表明となりうる。
つまり、思想とは、”生きかた”と密接な関係にあり、
精神文化表現の一種と、言えるかもしれない。
特にホスピスのような終末期医療の現場では、
メンタル・ヘルス(=精神衛生)が問題になるのだが、
それ自体、生命倫理学に関わってしまうので、
生きていただけでは”生きかた”は浮いてしまう。
幸いにして私達は「橋本敬三の宗教観と哲学」に触れ、
”生きかた”とは、”死にかた”の表裏という哲学思想も育つ。
息をしているのは、オカムラなのか?
それとも息をさせられているのが、オカムラなのか?
一瞬たりとも静止状態を100%維持できない・・それがオカムラ。
ではオカムラが100%、信頼性100%、つまり絶対であるのは何か?
生まれてきたこと。
存在していること。
死ぬと言うこと。
この三つは、”絶対”である。
オカムラは意志を表明して生きている。
だから、アノヨも、あの夜も、あの世も、
極端に言えば、同じように茶の間で語られていい。
死に逝く様々、生き抜く様々に思いを巡らせること、
つまり、普遍性を持つ精神文化こそ、
生命倫理学に適い、生命の遺伝子の学修(学習ではない)となる。
操体を通じ、自然法則を体感しつつ、
幸せになってくれヨ・・・有り難さってものを受け取ってくれヨ。
オカムラは想う。
そのようなことを橋本敬三師は「想(念)」で伝えたかったのだろうナ。
オカムラもアナタも同じ、
地球という生命体を理解する上で必要不可欠なのだから。
- 作者: 木内鶴彦
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2013/05/15
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る