東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

p1*[岡村郁生(おかむら いくお)]リビング・ウィル

(Living will)

日本語で言えば、
本人の”死”に対する考え方の表明であり。
延命治療について、生前の本人の意思表明。

このような考え方の表明には、思想が必要となると思われ、
操体では「想(念)」に「息」での表明となりうる。

つまり、思想とは、”生きかた”と密接な関係にあり、
精神文化表現の一種と、言えるかもしれない。


特にホスピスのような終末期医療の現場では、
メンタル・ヘルス(=精神衛生)が問題になるのだが、
それ自体、生命倫理学に関わってしまうので、


生きていただけでは”生きかた”は浮いてしまう。


幸いにして私達は「橋本敬三宗教観と哲学」に触れ、
”生きかた”とは、”死にかた”の表裏という哲学思想も育つ。

息をしているのは、オカムラなのか?
それとも息をさせられているのが、オカムラなのか?

一瞬たりとも静止状態を100%維持できない・・それがオカムラ

ではオカムラが100%、信頼性100%、つまり絶対であるのは何か?

生まれてきたこと。
存在していること。
死ぬと言うこと。

この三つは、”絶対”である。

オカムラは意志を表明して生きている。

だから、アノヨも、あの夜も、あの世も、
極端に言えば、同じように茶の間で語られていい。

死に逝く様々、生き抜く様々に思いを巡らせること、
つまり、普遍性を持つ精神文化こそ、
生命倫理学に適い、生命の遺伝子の学修(学習ではない)となる。

操体を通じ、自然法則を体感しつつ、

幸せになってくれヨ・・・有り難さってものを受け取ってくれヨ。

オカムラは想う。

そのようなことを橋本敬三師は「想(念)」で伝えたかったのだろうナ。

オカムラもアナタも同じ、
地球という生命体を理解する上で必要不可欠なのだから。


生き方は星空が教えてくれる

生き方は星空が教えてくれる

Okamura considered man (to be) the universe in microcosm.