おはようございます。
週のはじめから、陽射しの強さとともに気温もぐんぐん上がってきて、半袖でも平気な日もありましたが、昨日の雨とともに気温もぐんと下がり、今朝は肌寒い感じでした。
今日のお目覚めは、いかがだったでしょうか。
来院者の方に「良く眠れていますか」と質問すると、以前は「あまり寝てないんだよね〜」という人が多かったように思う。話を聞くと、仕事が忙しくて寝る時間があまり取れないとか、子供が夜泣きをして度々起こされるとか、何らかの外的要因があって睡眠時間が取れていない人達だ。
しかし最近は「寝てるんだけど眠てない感じ」とか「眠れているのかな〜」といった、眠りの質に対しての不満足を返答してくる人が増えたように感じる。こちらは睡眠時間は取れているが、眠っている時や朝起きた時の理想のイメージと、現実のギャップを抱える人達だ。
私自身、ここ10年ぐらいは不眠で悩んだことはない。寝不足と感じる日はあるが、仕事の都合など外的要因でそうなるのであり、外的要因がなければ、いつもどおりに寝て、いつもどおりに朝起きている。不満は感じていない
しかし、20代後半から30代前半の頃は、なかなか寝付けないとか、夜中に目が覚めて明け方まで眠れないといったことが多々あった。
そういう時というのは気持ちもイライラしてきて、足の裏にもグッショリ汗をかき、横になっているのがどうにも不快で、起きて歩き回ったりとかしていた記憶がある。
いつもどおりのことが、いつもどおりいかなくなると、本当に焦ってしまう。そして、からだのせいにする。しかし、からだのせいではないのだ。
当時はきっちりスーツを着て、ホワイトカラーの仕事をしていたが、とにかく数字や文章とにらめっこしていた時間が多く、左側の頭ばかりを働かせていたと思う。自分のからだの感覚をききわけるとか、そういったことには、まるで無頓着だった。
からだを自分の道具のようにも考えていたと思う。不調を感じれば、パーツのどこかに異常があるのではないかとか、食べ合わせとか物体的で、わかりやすい事柄ばかりに捉われていたように感じる。動きとか呼吸、自分の想念には意識が向いていなかったと思う。
なかでも自分の想念「想い」というのは大切だと思う。からだを自分の道具のように考えるのか、それとも一生をともにする絶対的パートナー、アドバイザーと想うのか。その違いは大きいと思う。
眠りに関しても、眠るときに道具を放置する感覚なのか。それとも一日使わせていただいた、からだに感謝して、あとのバランス調整(疲労回復)を、全幅の信頼を元に委ねる意識を持つのか。それだけでも随分と違ってくると思う。
まずは「想い」を変えていく。その日一日が自分にとって良い日でも、良くないと思えた日でも、からだとともにあった一日に変わりはない。絶対的価値観をもって、からだに感謝する。相対的価値観でもって、嫌なことがあったから、からだにも感謝しないというのではよろしくない。
その日一日が、どんな一日であったとしても、自分自身に対して「ありがとうございます」と言葉にして眠りにつく。大切なことであり、誰にでも出来ることでもあると思います。
まずは想いから、そして呼吸や動きをとおすなどの手入れ法を身につけていければ、より良く眠り、より良く日々生まれ変わる、ということにつながると思います。
眠りに関する手入れ法などに関して、東京操体フォーラムでは、下記の要項にて、より良いものを実技を交えて御提案させていただきます。宜しくお願い致します。
2014年4月27(日)
東京操体フォーラムが開催されます!
会場は東京千駄ヶ谷津田ホールです。
テーマは「入眠儀式 快眠・快醒のコツのコツ」
是非お越し下さい。
ソメイヨシノは散ってしまいましたが、開業当時に植えた遅咲きのシダレザクラがようやく花開いてきました。
一週間お付き合いいただき
ありがとうございました。
明日からは中谷さんの担当となります。
明日からもどうぞ宜しくお願いいたします。