東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

陰陽⑥

昨日の続き

 

 陰陽五行説によると、ボロボロになったからだの人であっても、健康なそして完全な状態の設計図を自分のからだの中に持っているという。 そんなからだの内臓の中に溜まっている邪気がなくなってしまえば、ちゃんと元に戻るようになっているのだと。 それを自然治癒力と呼んでいるわけだ。

 

 自然治癒力というのは、生まれたての赤ん坊であっても、もう百歳を越えて、癌でよぼよぼで、今にも死にそうな年寄りであっても、その強さは変わらないとしている。 自然治癒力の強さというのは、年齢、体力に関係なくすべて同じなのだと。 ただ、それがきちっと働いていないだけのことだと、陰陽五行説では言っている。

 

 そんな自然治癒力の働きを邪魔しているのが、内臓の中にある邪気であり、その邪気を作ったのは日常生活の間違いなのである。 すなわち、その間違いとは、「息、食、動、想、」 という他人に代わってやってもらうことができない自己責任のことを指している。

 

 だから、正しい日常生活をすれば、そういった内臓の邪気は自然に無くなってしまうしかない。 無くなるというのは、からだの外へ出すということなのだが、その出て行き方が気の状態でフワッと、わからないうちに出るのと、アトピー性皮膚炎であるとか、神経痛とか、肩が凝るとか、アザだとか、怪我だとか、そういった形で出る場合といろいろある。

 

 怪我というのは、内臓のスジの上、つまり、経絡の上に傷を作るようになる。 たとえば、肝臓に疾患があり、邪気がある、それを早く出さないと肝臓が駄目になって死んでしまうことになる。 この場合に、肝臓のスジの上に怪我をするということだ。 そして、その怪我の出血によって肝臓がちょっと我慢できる程度の量の邪気が出てくれる。 怪我は、不注意でやったとか、不運だとか言いわけはいろいろあるだろうが、それは、その傷口を開いて、邪気を急激に出す必要があるから、怪我をするというのがその真相である。

 

明日につづく

 

おしらせ

 2015年冬季東京操体フォーラム 12月5日(土)6日(日)二日間開催決定 詳細は東京操体フォーラムHPをご覧下さい