操体から学んでいることには、すべて「愛」が貫かれている。
「愛と調和」という「太極の意志」に基づき、成し、成されてきた学問。
そう思えば、とても素直な結果なのだと感じられる。
橋本敬三先生の著作を読んでいると、先生が「生涯の道楽」として様々なものに興味をもたれ、
原究されていたことを知ることができる。
「生命哲学」がどんな土壌で育まれてきたのかを、知ることができる。
そのひとつに「ホツマツタエ」という古代大和ことば(ヲシテ文字)で綴られた「叙事詩」がある。
この古文書の存在を知ってから、もう数年になる。
橋本先生がどんなことに興味をもたれていたのか。
知りたくて、ときたま「ホツマツタエ」にも触れてみていた。
昨年末、師匠が「写経」を始めたと聞き、
それがきっかけで、「このヲシテ文字も写経してみよう」という
今まで私自身のなかになかった発想が生まれた。
このヲシテ文字で、「操体でよく耳にする言葉」を写経しているうちに
興味深いコトが「降って」きた。
快(カイ)
神(カミ)
はい!(ハイ)
そして
愛(アイ)
これらをヲシテ文字で書いてみると、なんとなく似ているように見える。
ヲシテ文字の成り立ちからみれば、この「アイ」というヒビキが
これらの言葉の「母形」になっているように見えてくる。
ヒビキの面から捉えてみても、「アイ」は貫通しているのだと知る。
「楽」や「欲」はどうだろうか。
並べてみると、「アイ」とはヒビキの「母形」が異なるように感じられる。
ヒビキの面から捉えてみても、「楽」や「欲」のなかに
「愛」は貫通していないようなのだ。
そういえば今日は「愛」を送る日ですね。
「快」という名の「愛」を届ける一日にしたいと思います。
一週間のお付き合い、ありがとうございました。
明日からは愛と操体の語り部、友松さんへバトンタッチします。
お愉しみに。
「2015年春季東京操体フォーラム」開催決定
4月29日(祝)に開催いたします。
『目からウロコ』のプログラムを企画しております。
詳細は以下、「東京操体フォーラムHP」をご確認ください。
http://www.tokyo-sotai.com/?page_id=980