東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2015年 操体と愛の旅7

操体から学んでいることには、すべて「愛」が貫かれている。
「愛と調和」という「太極の意志」に基づき、成し、成されてきた学問。
そう思えば、とても素直な結果なのだと感じられる。

橋本敬三先生の著作を読んでいると、先生が「生涯の道楽」として様々なものに興味をもたれ、
原究されていたことを知ることができる。
「生命哲学」がどんな土壌で育まれてきたのかを、知ることができる。

そのひとつに「ホツマツタエ」という古代大和ことば(ヲシテ文字)で綴られた「叙事詩」がある。

この古文書の存在を知ってから、もう数年になる。
橋本先生がどんなことに興味をもたれていたのか。
知りたくて、ときたま「ホツマツタエ」にも触れてみていた。

昨年末、師匠が「写経」を始めたと聞き、
それがきっかけで、「このヲシテ文字も写経してみよう」という
今まで私自身のなかになかった発想が生まれた。

このヲシテ文字で、「操体でよく耳にする言葉」を写経しているうちに
興味深いコトが「降って」きた。

快(カイ)
神(カミ)
はい!(ハイ)
そして
愛(アイ)

これらをヲシテ文字で書いてみると、なんとなく似ているように見える。
ヲシテ文字の成り立ちからみれば、この「アイ」というヒビキが
これらの言葉の「母形」になっているように見えてくる。
ヒビキの面から捉えてみても、「アイ」は貫通しているのだと知る。

「楽」や「欲」はどうだろうか。
並べてみると、「アイ」とはヒビキの「母形」が異なるように感じられる。
ヒビキの面から捉えてみても、「楽」や「欲」のなかに
「愛」は貫通していないようなのだ。

そういえば今日は「愛」を送る日ですね。
「快」という名の「愛」を届ける一日にしたいと思います。

一週間のお付き合い、ありがとうございました。
明日からは愛と操体の語り部、友松さんへバトンタッチします。
お愉しみに。

「2015年春季東京操体フォーラム」開催決定
4月29日(祝)に開催いたします。
『目からウロコ』のプログラムを企画しております。
詳細は以下、「東京操体フォーラムHP」をご確認ください。
http://www.tokyo-sotai.com/?page_id=980