お正月も三日となりました。
たまにドーナツを食べます。
最近コンビニでも売っていますが、やはり揚げてから時間がたつと、微妙に油臭くて美味しくない。
やはり揚げたてが一番です。
さて、マではないですが、なんでドーナツって穴があいてるんでしょう。
一節によると、お母さんが揚げたドーナツの真ん中がまだ生だったので、息子が文句を言ったところ
「それなら真ん中を食べるな」と、真ん中をくりぬいた説や、火の通りをよくするために穴を開けたという説があります。
ドーナツの穴については、学術的に真面目に研究をしている人達もいるし、大阪大学(阪大)では、「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」という本まで出ています。
ドーナツを穴だけ残して食べる方法 越境する学問―穴からのぞく大学講義
- 作者: 大阪大学ショセキカプロジェクト
- 出版社/メーカー: 大阪大学出版会
- 発売日: 2014/02/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こちらは穴ですが、どらやきは「皮の間にあんこを挟む」という「間」のお菓子です。
日本人は「何かになぞらえる」のが結構好きですよね。
どら焼きのどらとは、楽器の銅鑼(どら)からきています。
銅鑼というと「丸くて大きくて分厚い」という感じがします。
銅鑼のように丸くて分厚い皮と皮の間にあんこをはさんだものが、どらやきです。
不思議なのは、皮だけでは何ですし、あんこだけでもなんだかなぁ、という感じがします。
皮と皮の間にあんこがはさまっていて、どら焼きなのです。
この「間」に挟む、というところがどら焼きなのです。
ちなみに、上野と日本橋に「うさぎ屋」というどら焼き屋さんがあります。
最近は「お取り寄せ」通販で、色々なお菓子を取り寄せることができますが、こちらは日もちがしないため、発送はしてくれません。
食べたかったら買いに行くしかないのです。
私はたまたま、日本橋に勤めていたため、うさぎ屋さんによくどら焼きを買いに行きました。
買いに行くといっても、夕方になって売り切れたら店じまいなので、予約したりします。
ここのどら焼きを最初に食べた時は、とても感動しました。
いわゆる「普通のどら焼き」とは、あんこのみずみずしさが異なるのです。
そして、なんとなくですが、どらやきの皮と皮の間のあんこにも、なにか素敵なものがはさまっている感じがするのです。
チャンスがあったら、この素敵な「間」を味わってみてください。