おはようございます。
今日は朝から晴れわたり、上野国(こうずけのくに)も暑くなりそうです。
今週は友松が担当いたします。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
今回のテーマは「プロ意識とプロ根性」ということですが、プロと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、「それでメシを食っている」つまり、それでお金をいただいているという事。
お金をいただくというのは大切なことです。特に自営業でしたら、お金をいただかなければ仕事がまわっていきません。自分がいくら飲み食いを制限したところで、仕事上の必要経費というのは待ったなしです。
お金がなくて、電気を止められたようなところに人がくるでしょうか。これから蒸し暑い季節を迎えますが、自分は自然なままで良くても、相手を意識すれば最低限エアコンの効いた清潔な空間をつくろうとする筈です。
自分だけでなく相手の事を意識する。その上で操体臨床であれば、相手のからだと向き合う。
自分だけ良くたってしょうがない。社会生活も営んでいる訳ですから、そういった環境にも適応して、営業、つまり業(なりわい)を営んでいくには、お金は必要。
そしてその自分の生業が、人様に貢献する、社会に貢献するものであるほど、尚更お金はいただくべきだと思います。
開業したての頃は、体調が振るわず仕事が出来なくなった状況の人から、お金をいただく時に気が引ける時もありました。
しかし、回復、改善し、からだとのバランスが良くなった上で、より良く仕事ができるようになっていくのですから、その時の状況だけで気後れすることなく対価をいただく事だと思います。
依頼者側にしても、対価を支払う事で、こちらの指導にも真剣に耳を傾けるようになるのです。ただでやってもらうというシチュエーションでは、慰安の域を脱せません。
操体の場合は、感覚をとおして自分のからだと向き合っていただき、自力自療につなげているのですから、単なる慰安の範囲では症状疾患が治まることや、健康の回復、改善、増進には向かわなくなってしまいます。
お金をいただくこと、それが相手のからだの為にもなり、相手の為にもなる。そしてお金をいただく側も、いい加減な事は出来なくなると思います。
また、お金をいただくことで、生業は継続できますが、ただ続ければいいのではなく、高めていく事こそ肝要であり、操体の場合は「自然法則の応用貢献」がどれだけできるかであります。
自分だけでなく、それぞれが有益となるように意識するのもプロだと思います。