東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「くいつく ~その6~」

最近ニュースやスポーツ紙ではアメフトの問題が取り上げられています。

 

私も少なからずスポーツに関わりを持つ人間なので、この問題で思うことを少し書いていきたいと思います。

 

ニュースを最初に見て最初に思ったことは現在はスポーツの根底にあるものが愉しむことから勝利至上主義に変わってきていること。

 

そして選手を守る立場にある者がそれが出来ない情けない現状になっていることに違和感を感じています。

 

正直な思いを書くと日大の大学側と監督、コーチには真実はどうであれ、選手を守るという姿勢が見られなかったことに怒りを覚えました。

 

自分の地位や名誉、大学の看板を守ることを第一に考え発言しているようにも見え、それでは今後選手達が付いてくるとは到底思えないですし、そこで選手を全面的に守る姿勢を少しでも見せていれば世の中があそこまで食いついてこなかったのだと思います。

 

またそれに対し実名を出し会見に臨んだ日大の選手に対しては称賛に値するものだと思います。

 

あの若さであれだけ注目されている中で自分の否を認めて怪我をさせた選手に謝罪したことは、スポーツの在り方、行う事の意味を問いかける起爆剤になるものでした。

 

彼が示した姿勢で指導者達が現在のスポーツ界の膿みを出してくれることを心から願っています。