東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

鍼灸マッサージ師の操体を勉強する理由⑦

教わったことを、自身の「からだ」を通して
学習できる。

これは素晴らしいことだと思います。

「治せるようになれればいい」

「好き勝手やっていても治す人がいればそれでいい」

この考えは完全に払拭されました。

そもそも健康体である僕らの「からだ」は、
自分自身でその健康を維持することができる。

むしろ、

「イノチ」や「からだ」に生かされている僕らは、

「イノチ」や「からだ」の前では、
謙虚にならざるを得ない。

どんな手技をやるにしたって、それは同じこと。

僕の場合は、操体の世界観の中でそれを教わり、
自身の内側で感じ、納得してきました。

だからこそ、手技にこだわりはなく、
それでいて、操体法を選択する。

初めて「操体法」を目にしてから13年。

あの時見た「操体法」は、

辛い方から楽な方に体を動かす「操体法」。

それが橋本先生の時代の「操体法」だったことは、
操体を勉強するようになってから知りました。

それから5年後、

初めて体感した「操体法」は、

三浦先生によって進化を遂げた当時最新の「操体法」。

僕は橋本先生を知る前に、三浦先生と出会い、
そして、「からだ」と出会いました。

「からだ」と出会えたからこそ、遡って橋本先生の
想いにも出会えました。

橋本先生の想いは三浦先生の想いとつながり、
今も息づいている。


操体は生き物だ。

想いというDNAは受け継がれ、時代と共に進化する。

今の時代に必要なものは操体の中にある。

だから一緒に変化する。


操体はぬか床だ。

現象のとらえ方を発酵させる目に見えないものがある。

感覚を通して「体」は「からだ」になる。

だから手入れ(学習)は必要だ。


操体に宿る「イノチ」を

「からだ」で納得してしまったからしょうがない。

損得勘定の理由なんて一つもない。

鍼灸マッサージ師である僕の、
操体を勉強し続ける理由はこんなところです。

一週間ありがとうございます。

明日からは寺本さんの奏でる「私の操体歴」です。
お愉しみに!

 

今年も操体マンダラ、海の日に開催致します。

※「操体マンダラ」とは?

三浦寛が一日、操体の最新情報について語る、操体三昧の一日です。 弟子一同にとっては「師匠孝行する日」。

東京操体フォーラムや、通常の講習では語りきれないことを、

存分に出していただこうという算段です。 今年からはリクエストにお応えして、10時〜21時の開催になります。

昼食会 サイン色紙&ツーショット撮影会

足趾の操法®アドバイザー認定、操体プラクティショナー認定式、

今年より「足趾の操法指導者」認定を行います。

開催日時:2019年7月15日(月)海の日 10時〜21時 ルーテル市ヶ谷センター

★予約制で、当日の参加受付はありません。ご注意下さい

https://www.sotai-miura.com/?p=1314