「 おい、お前さん!頑張ってるか!!」
この言葉を掛けられ、言われ続けると、どんな気分になるでしょう。
以前は毎日、自分自身に朝から鏡に向かい、言葉を掛け続けました。
そうだ!出来ないのは、怠けているからだ。
怠けているのは、人間としての誇りを自ら放棄しているからだ。
適当な人間なんて、自分は関わらなくていい人間なんだ。
このようなことを常に考え続け、そして識別している癖を付けると、
見つけた欠点に反吐がでるような、そんな気分になってくるのです。
これを私の人生の中でピークにしてしたのは、鍼灸指圧の学生時代。
玄米を炊き、黒ごまを炒り、天然塩、発酵した調味料、無農薬野菜。
四つ足の動物性食品はほぼ取らず、海草、魚、卵をたまに食べる。
これを半年以上続け、夜中に山に入り、灯りを持たず、野生を磨く。
ちょっと危ないというか、まぁ、可笑しいヤツになりますよね。
あの頃の自分は頑固で、眼はギラギラして、普通でない感じでした。
でもね、このきっかけは操体の本に書いてあったから真似しただけ。
何を言いたいのかといえば、読み流し局所だけ食い散らかす馬鹿者。
自然でないものを操体では歪みと言い、歪みがあるから病人となる。
とりあえず囓っただけで、なんとなく理解した気分で満足などない。
なんでも頑張ればOK、そんなわけナイよ、と当時の私に語りたい。