おはようございます。
今週は友松の担当となります。どうぞ宜しくお願い致します。
今回のテーマは「操体における頑張るな」です。
頑張るには、「ある事を成し遂げようと困難に耐えて努力すること」という意味合いがあるようです。
ですが、困難に耐えて努力する意味を、どんなにツラクとも我慢して続ける、と解釈している人も多いと思います。
しかし、何の工夫もなしに続けていても良い成果にはつながらないし、ツライのを我慢して続けていれば、からだも疲弊し何らかの不調を訴えてくるのは、誰でも経験上知っている事だと思います。
何かを成し遂げようと困難に耐えて努力する事は、もちろん大事です。
ですが、何をするにしてもバランスを考慮した上で、成果を高めるべきです。
ですので、困難と思われる事柄は避けるようにしろ、という訳ではないのです。勿論、努力なんてしなくて良いという事でもないのです。
自分と、感覚をとおしてのからだとのバランス、その上でのより良い成果。
はじめは、思考の決め付けだけで、頑張って成される事柄より、時間も手間もかかるかもしれない。
しかし、成されたものの価値はずっと大きく、なによりそのプロセスは財産となる。
その財産は、健康と直結しており、健康で長く、より良い成果に結びつけていける未来への宝物。
その宝物を得る為にも、一時の頑張りに甘んじない。