おはようございます。
何かを成し遂げようと困難に耐えて努力する事は大事です。
ですが、何をするにしても能率と効率を考えた上で、成果を高めるべきです。
しかし、能率面や効率面ばかりを追求していては、無理が生じ、疲弊してしまう。
企業然り、人間然り。
能率というのは、時間に対して出来る仕事量や達成度。
効率というのは、エネルギーやコストに対して出来る量。
能率も効率も、機械に当てはめて考えれば、予定通り、思惑通りに運んでいる時はいいが、そうでない時は凄く不満が溜まると思います。
ちょっとしたアクシデントでも許せなくなる。
そのアクシデントの原因は、機械を使う側の手入れの不備や怠慢、使い過ぎであったとしても、そんな事は隅に置き、あるいは気付きもせず機械のせいにしてしまう。
機械は文句を言わないから、責任を押し付けやすい。
機械と人間を同じように考えて、能率や効率ばかりを追求していれば、人を使う側にも、使われる側にもストレスが生じ、関係性も崩れてくるでしょう。
関係性。これは目には見えないが、とても重要だと思います。
いくら良いものを持っていても、合目的に動ける関係性がなければ、宝の持ち腐れであり、目的の遂行や仕事量以前の問題となってしまう。
この関係性を高めるには、思いやりや優しさというのは必須であり、根底になければならないものだと思います。
しかし、思いやりや優しさも、度を超せば過干渉やお節介であり、却ってよくない場合もある。
しかし、それでもはじめに、思いやりありきでなければならない。
「頑張るな」という言葉は命令形ですが、その裏には、思いやりや優しさが含まれていると感じます。