東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

我々はなぜ「○○操体」と言わないか

三日目です。
 
私のところはHPを立ち上げたのが1998年です。当時は「操体やってます」なんていうところは殆どなかったのですが、最近は「操体っていろんなのがあるんですね」と言われるようになりました。
 
しかし、私自身は「情報断ち」をしていることもあり「操体に関する不愉快な情報」は断っているので、あまり知りません。
 
例えば、東京操体フォーラムを破門になった輩が、破門になった同士でつるんでいるとか、私が大昔教えた人が、なんだか操体を使って妙なことをしているとか、誰かさんが「○○操体」っていうのをやってるとか、他の誰かさんが「△△操体」っていうのをやっているとか、そういうのを聞くと「なんだかなぁ」とか、エネルギーを使うことがあるからです。
 
同様の理由で、Youtubeも、エネルギーを使うので、操体関係のは殆ど見ません(笑)。
 
別にyoutubeを見なくても、毎週「最新の操体」を見ているからということもあるのですが。
 
たまに「ハタケヤマさんもオリジナルを作って『○○操体』って作れば」と言われることがありますが、「とんでもない」です。
 
操体は操体なのです。
 
以前も別ブログに書いたのですが、「○○操体」というのは、創作ラーメンのようなものです。
 
つまり、余程技量があり、跡継ぎを育てることができなければ、一代限りです。
 
「操体」というのは、操体法(臨床)と、創始者橋本敬三先生の哲学や生命観、死生観をも含み、自然法則の応用貢献に則したものです。
「ラーメンも色々あるけど、ラーメンの基本と真髄はこれだよね」ということで、「操体」で行っているのです。
当然ながら、三浦先生は後継者(ご自身も、橋本敬三先生から操体を受け継いだ後継者ですが)の育成をしっかり行っていらっしゃいます。
「オレが作った『○○操体』」ではなく、「操体の後継者をじっくり育てている」のです。
 
また、古くさいままではなく、一番新しいことをやっているのに「操体」を名乗っているのです。
 
ここでもまた「家元ほどアバンギャルドである」という言葉を思い出しました。
 
多分(というか本当に)、操体法東京研究会や、東京操体フォーラム実行委員勉強会でやっていることは、アバンギャルドでエキセントリックなのです。
 
「操体」と名乗る我々が「アバンギャルドでエキセントリック」(前衛的で常識を逸脱している)のです。
 

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