(続き)
飛沫をとばす。
アムステルダムの空港にあるスキポール空港の男子便所。
ここで始まった「ナッジ」も面白いです。
ご存知の方もいるかもしれませんが、男子便器の中に「蠅」を書いてあります。
このナッジを行っていない当時、トイレ清掃費で7億円かかっていたので、少しでも減らしたいと思案していたそうです。
このイラストで描かれているハエ、これがナッジなんですね。
多くの男性諸君は、このハエにめがけて飛沫をとばすんでしょうね。
その位置は、跳ねにくい設計という仕掛けがあり、そうすると、アラ不思議。
トイレの清掃費は20%削減され、オシッコが床に飛び散る量は激減、清掃の手間も省け、かつ衛生的になったそうです。
変な言い方ですけれど、男子諸君なら想像できるかと思います。
このイラストで描かれている”ハエ”ではありませんけれど、創意工夫は必要です。
からだのつかいかた。
からだの要求にかなう「作法」もあります。
結果、運動をわざわざしなくとも、体力は充実し、免疫力は向上してしまうんですよ。
まさに、現在進行形の操体とは「ナッジ」そのものを行っている学問です。
(続く)