おはようございます。
今週は友松が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
今回のブログのテーマは「飛ばす」です。
「飛ばす」という字を見て、はじめに思い浮かんだのが将棋の飛車でした。
一マス一マス、一歩一歩、前に進むことしかできない歩に比べれば、縦、横に何マスも移動できる飛車のポテンシャルは絶大です。
また、縦、横、斜めと縦横無尽に動ける王将でさえ一マスづつなのに、敵陣に入って竜王と成った飛車は斜めにも一マス動けるようになり、機動的な面からみれば王将をも凌ぐようになる。
将棋の格言に「へぼ将棋、王より飛車をかわいがり」というのがあるそうです。
これは、勝敗に直接関わる王将よりも、戦闘力の高い飛車の駒を重宝する愚かさを意味するという。
昨今の新型コロナ禍による世相に当てはめれば、人の生命の重さよりも国の経済事情やメンツ、前例に拘り、時間を無駄にしてきた政治論理といったところだろうか。
「命あっての物種」という言葉がある。
今は苦難の時期ではあるが、一人一人の生命さえあれば経済を立て直す原動力ともなるし、あるいは経済成長に左右されないもっと人間の幸福の本源に則った新たな社会をつくる原動力ともなれるだろう。
人こそ命、イノチあっての物事種。