これは、よく私が「視診触診講座」でやるのですが、
1.被験者(患者役)
2.検査者
3. 検査者の補佐
の3人で行います。
息診(呼吸で診断分析)を行ってもいいのですが、もう少し目に見えるようにしたやり方です。
ポイントですが、検査者も検査者の補佐も、被験者には触れていません。
検査者の補佐役は、Oリングをつくるか、手を真っ直ぐ前方に水平に伸ばし、拳を軽く握ります。
検査者は、例えば「(被験者の)頸椎1番、2番、3番」と言いながら(言わなくても心の中だけでも構いません)補佐役の腕を下に押し下げます。
補佐役は、Oリングならば、親指と人差し指が離れないようにしますし、腕を伸ばしているならば、手を押し下げられないように、力を入れます。
そうすると、被験者の頸椎で、なにかしら「ある」ところで、補佐役の腕に力が入らなくなったり、Orリングが開きやすくなったりします。