本日で最終日になります。
ここ何年かの間の自分の臨床を振り返ってみると、
「いかに患者のからだにきもちよさを提供するか」
「どのようにアプローチすればきもちよさがききわけられるようになるのか」
「どうすれば自力で健康を勝ち取っていける状態までもっていけるか」
この意識を常に持ち臨床と向き合ってきました。
操体の臨床を行っていく上で、こういったことは非常に大切なことです。
これらの課題をクリアすることで結果的にそのきもちよさを臨床の中で共有する中で患者自身と私のからだも悦んでいたんだと思います。
しかし、こういった問いかけを繰り返す中で臨床中の自身のからだの要求にあまり意識が向けられていないことに気が付きました。
相手(患者)とそのからだに意識が向き過ぎた為、自分のからだの声が聞けていなかったように感じます。
何をするにしても、より質の高いことを行っていく為には患者のからだの要求に応えながらも自分自身のからだの要求に適うようなことをしていかなければと感じています。
そういったことはこれから迎えるであろう厳しい時代に、そして自己責任を果たしていくためにも大切なことではないでしょうか?
そういったことは10年以上も操体の臨床の世界に身を置くなかで、当然のこととして認識していなければならないことでしたが、いつしか結果を求めるあまりに見失ってしまっていたように思います。
知っている、わかっているつもりの「つもり」の中ほど現在の自分にとって大切なことがあるということは最近は痛いほど身に染みています。
一週間お付き合い頂きありがとうございました。
明日からは半蔵さんの出番です。お愉しみに。