私達は普段、何気なく動作している。
しかしいったい、この動作のキホンとは何であろうか。
この問いに答えていくことは「般若身経」に通じてくる、とワタシ自身
の見解なのである。
そもそも基本と言うのは、何を示しているものか。
調べてみると、「基本とは、基礎の上にあるものであり、物事の軸とな
るもののこと」と記載してあった。
その基礎とは、「客観的に把握できるものであって、源は建築物の基礎
のことで、物事の土台となっている」ところから来ているのだ。
そもそも、どんな素晴らしい建築物を作ろうとしても、この地球上である
限り、無視できない”重力(=万有引力)”に関わるので、土台となる「基礎」
がなければ、何事も上に積み上げていくことをできない。
基本とは、主観的な価値観や、ある程度経験しているスポーツでも、基礎
となる本人の体力のことはやはり、「基礎体力」と言って大切にする。
その前提の上で、それぞれのスポーツによる動作を学びとることになる。
さらに、応用動作で複雑化されていくと言うことであるから、やはり基本
とは、本人の主観的な意識関与は入る、とも考えられるだろう。
ここで仮に、人をうごく建物として、動くことを土台(前提)とした”軸”
そのものを、どこに位置し、そこから創造するか、といった問いも生じる。
このことは、現時点で主流となってきた一般的な物理学から、今後の量子
力学に繋がるうえで注目に値するだろう。
このことを踏まえ、基礎を踏まえ・土台から基本の軸。
基礎上に重ねていく基本の軸から無限の応用へと変化していく螺旋的展開。
ここをしっかりとブレずに捉えておくことは「般若身経」のキホン。
植物が根を張るにも土台は必要であり、動物も同様だろうと考えている。
それでは一週間のお付き合い有難うございました。
明日から、日下さんの登場です!お愉しみに。