東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

私のセルフケア(4)

十数年前、師匠三浦寛先生が、胃を三分の二切除する手術をしました。
その後、とっても口の悪い人がいて「腹黒いからでしょ」と言った人がいましたが(おいおい)、数年前、その方が「お腹の悪性腫瘍を切った」という話を聞きました(以下自粛)。
 
その後、別件で三浦先生が入院した際、私も大体毎日恵比寿の病院に見舞いに行っていたし、他の若手もしょっちゅうお見舞いに行っていました。
まあ、恵比寿という場所もあり、行きやすかったということもありますが、皆行って何をするかというと、足趾の操法をやるのです。
 
入院した人には足趾の操法。これは、間違いありません。
その昔私に「足指廻し」を教えてくれた先生(三浦先生ではない)は「入院した人は、桃の缶詰なんかより、指廻しですよ」と、言っていました。
(見舞いに桃の缶詰、っていうのが時代を感じます)
 
弟子が毎日入れ替わり立ち替わりやってきて、師匠に足趾の操法をやっているのを見て、看護師さんが
「三浦さんは王様みたいね」
と言っていました(笑)。
 
また、私の母が入院した際も、お見舞いの代わり?に、病室のベッドで足趾の操法をやっていました。
 
 
私自身も、めちゃくちゃ疲れた時などは、足趾の操法をやってもらうことがありますが、そういやコロナ禍もあったりして、最近あんまり受けるチャンス
(つまり、メンテしてもらうチャンス)がなかったなあと。
 

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