東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

私のセルフケア(5)がんばらない

昔知っていた操体実践者の方で、他者にからだを触られるのはイヤだと言う人がいました。
自分のカラダは、自分でケアするのがベストだから、というのが理由です。
触れられるのがイヤな人が、人に触れるということができるのかな?と思いましたが。
 
また、操体を勉強しようと思った、という人に聞いてみると「操体法は自分でできるから」という人が結構多いことがわかります。
 
自分で自分のメンテナンスができるのは、いいことです。
1番身近な存在を自分でケアするのですから。
 
しかし、ここで大事なのは「自分でできる範疇」と「他者(プロ)にお任せする範疇」の境目を見極めることです。
 
例えば、髪の毛をカットする場合。
前髪をちょっと切るとか、慣れればバリカンで、とか、家で子どものヘアカット、などというのは、自宅でも可能です。
しかし、パーマをかけるとか、公の場に出る、などという場合は、美容院に行ったり、理髪店に行ったりしますよね。
 
普段のお肌のお手入れは、自分でもできますが、ディープなケアは、エステや美容外科に行くことが必要になってきます。
 
なんでも「自分でやらなければならない」と頑張り過ぎるよりも、たまにはプロに任せて委ねることも考えるのです。
 
何でも自分でやろうと、頑張り過ぎることはありません。
 

f:id:tokyo_sotai:20210310152221j:plain