最近操体の臨床の中で感じることの一つが「からだに対しての関心を持つ人」が増えてきたということです。
こういう時代背景もあり、自分と向き合う時間、からだと向き合う時間が増えた為か、最近臨床をした人達は私がやっていることを興味深く話を聞いてくれます。
そういう方がいると自分も嬉しくなり、いつもより日常動作のことやセルフケアに関すること、普段私がやっている感覚の世界のことまで話をしてしまいます。
後々なぜ自分が嬉しくなったのかが不思議だったので考えてみたのですが、なにより響いたのが健康と向き合う姿勢でした。
当然「痛みをどうにかしてほしい」というのはあると思うのですが、それ以上にその痛みの原因と後の予防と向き合おうとしていました。
きっと「使わせて頂いている」という意識でからだと向き合っているのだと思います。
何事にも自己責任という意識で取り組み、からだのことに関しても他人事にはしないという姿勢でいるということの大切さを学べたのです。
このように操体の臨床では患者とそのからだから学ばせて頂けることが沢山あります。
それも私が操体を薦める理由になります。