(続き)
昔、マラソン選手でフランク・ショーターという、アメリカの選手が
活躍していました。
この選手はトップクラスの選手だったので、よく来日して走っていて、
過去の琵琶湖のマラソン大会でも優勝しているのです。
ところが普通の優勝ではなく、なんと、途中で便意を催してしまい、
試合の途中で用便を足しているうちに、二人抜かれてしまったのに、
また追い抜いてダントツ独走で優勝しているんですよね。
なんとまあ、感覚に素直で素晴らしい選手なのでしょう。
このショーター選手は試合後のインタビューで、これまた名言を残
しているんです。
それは、「レース競技に勝つことにおいて障害はいろいろあるが、
ウンコをすることも競技の一部でありその一つなんです」と語って
いるのです。
ショーター選手は、また名言というか、不思議で素敵なエピソード
もあって、驚くことに「私はひだり足で走る」とも語っています。
両足で走るのに、なぜひだり足なんだろう?と思いませんか。
感覚において、もしかしたら彼は走る時、アクセントとし
を保つことで、ひだりの力は右より進みやすいことを認識した上で、
感覚論で「ひだり足で走る」ことを、意識したのではと思うんです。
(つづく)
「操体マンダラ」は2021年7月22日(木)海の日に開催します。