東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

左様に感謝⑤

(続き)

 

昔、マラソン選手でフランク・ショーターという、アメリカの選手が

活躍していました。

この選手はトップクラスの選手だったので、よく来日して走っていて、

過去の琵琶湖のマラソン大会でも優勝しているのです。

 

ところが普通の優勝ではなく、なんと、途中で便意を催してしまい、

試合の途中で用便を足しているうちに、二人抜かれてしまったのに、

また追い抜いてダントツ独走で優勝しているんですよね。

 

なんとまあ、感覚に素直で素晴らしい選手なのでしょう。

このショーター選手は試合後のインタビューで、これまた名言を残

しているんです。

 

それは、「レース競技に勝つことにおいて障害はいろいろあるが、

ウンコをすることも競技の一部でありその一つなんです」と語って

いるのです。

 

ショーター選手は、また名言というか、不思議で素敵なエピソード

もあって、驚くことに「私はひだり足で走る」とも語っています。

 

両足で走るのに、なぜひだり足なんだろう?と思いませんか。


 感覚において、もしかしたら彼は走る時、アクセントとしての意識

を保つことで、ひだりの力は右より進みやすいことを認識した上で、

感覚論で「ひだり足で走る」ことを、意識したのではと思うんです。

                          (つづく)

 

 

「操体マンダラ」は2021年7月22日(木)海の日に開催します。